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西武鉄道と帝国データバンクの取り組みから、家族とのコミュニケーションは社内コミュニケーションを促進させ、モチベーションを高める一つの戦略だと分かりました。次は、社員とその家族へ向けて家族報を制作している企業を取材しました。
2010年9月8日
社員と家族に向けて発行している「TERUMORE(テルモア)」
テルモの社内広報は3つのメディアを駆使するクロスメディア型です。柱となるのは15分ほどのビデオニュースで、情報深度が求められる経営メッセージや成功事例などを中心に毎月制作しています。速報性が求められるニュースはイントラネットで毎週配信。対する紙メディアの『TERUMORE(以下、テルモア)』は年に2回の発行で、保管性・携帯性に優れることから社員(以下、アソシエイトという)と家族に向けて発行しています。
社内広報担当の燒{さん、渋谷さんは「テルモア」の発行目的を次のように話します。
「紙は家に持ち帰ってじっくり読むことができる媒体ですので、会社と仕事の理解促進のために発行しています。ターゲットはアソシエイトとその家族。家族が会社を理解することで、家族の応援を得られればアソシエイトがイキイキと働く原動力になると考えています」
テルモアが家族報であることは、その表紙を見ればよくわかります。誌名ロゴの片隅には「アソシエイトとご家族の皆様へ」という“宛名”が記され、裏表紙の編集後記には「ご家族もぜひお読みください」というメッセージが添えられています。
“アソシエイトと家族のために”から生まれる工夫
現状、まだ一般的とは言えない家族報において、先駆けのテルモでは読んでいただくための工夫を独自に施してきました。以下、3つをご紹介します。
(1)読みたくなる表紙
毎号、外国の朝食をテーマに料理写真を掲載。取り上げる国は裏表紙で紹介しているテルモの海外拠点と連動しています。一見、フリーマガジンを連想させるお洒落な表紙は、「アソシエイトが帰りの電車で読んでも違和感がないように」との配慮から。テルモアは社内配布のため、確実に自宅へ持って帰ってほしいとの思いが感じられます。
(2)一目で分かるテルモの商品紹介
好評の特集「病院について教えて!!」では、毎回イラストを使い、テルモの商品が病院のどんなシーンで使われているのかなどを解説しています。数の多い自社商品を家族とアソシエイトが再認識することで、事業活動を理解していただくことが目的です。社会へ貢献していることも感じていただきます。
誌面に取り上げられることは、アソシエイトのモチベーションにつながります。編集部ではアソシエイトの顔写真をなるべく大きく、そして数多く出すよう工夫しています。
このようなこだわりは、テルモアの目的が「事業と会社への理解を促し、絆を醸成する」と明確になっているからこそ生まれたものです。今後、テルモでは家族の感想・意見を制作に取り入れることにも力を入れ、さらに絆を深めていきたいと考えています。








